「富士トラム」のPR動画を制作しました

山梨県が進めている「富士トラム」という構想をご存じでしょうか。

富士山に登る方の多くは、麓から自動車専用道路の「富士スバルライン」を使って五合目に向かいます。しかし、自動車道は規制が徹底できないため、富士山はいま登山者数の増加などで環境保護などがうまくできていないのが実情です。そこで、山梨県は新しい交通システムを整備することで、世界遺産である“富士山という宝”を次世代に伝えていくことを政策課題の一つと位置づけています。

その対策として山梨県が提案したのが「富士トラム」構想です。

富士トラムは、五合目から麓までの交通手段にとどまらず、現在計画中のリニア中央新幹線の山梨県駅（仮称）と接続するという構想で、首都圏や中京圏から山梨県へのアクセスが飛躍的に向上させる狙いが込められていました。

今回、山梨県庁から依頼があったのは、記者会見予定日の1週間前。時間はありませんでしたが、動画チームで知恵を出し合いました。

富士トラム構想の中身を煎じていった結果、「この構想はローカルな話ではない。東京や関西も巻き込んだ日本全体に影響する構想だ」と考えました。

そのコンセプトを鮮明に打ち出すため、動画は、始まってから一度もカットを入れない構成（ワンカット構成）にしました。富士山、山梨県全体、さらには首都圏がつながっていると直感的にわかる表現にしたつもりです。機会がありましたら、ぜひご覧ください。